朝8時起床。やっとと言おうか、いよいよ帰国の朝となった。ロビーに集合しいつものホールに移って朝食。ちなみにトヨタの角刈りとピンクシャツはこの旅行中ずっと同じ服だった。旅行でに荷物の節約は理解できるが、三日間ずっと同じ服ってのはどうか思う。
朝食後は今となっては名残惜しくも思うオンボロハイエースに荷物を積み込み、まずは平壌駅へ移動する。駅構内に入る事もなく駅外観の見学。朝の平壌駅はこれから職場へ向かう人達が行き交う。東京のターミナル駅のような混雑は見受けられない。平壌の街は相変わらずモノトーンの写真のようなのである。
次にお土産を買うためにデパートへ向かった。その場所はデパートと聞かされていたが、それは名ばかりで二階建てのただのお土産屋さんであった。店内はタバコ、お酒、衣類、食品、電気製品、ステレオ、プラズマテレビなどなど雑多な商品が売られていた。
ざっと店内の商品を見るとどれもそれほど触手の動きそうなモノはないがとりあえずお土産なのでタバコツーカートンとお菓子数種を購入。
共産圏で商品を買う場合お金と商品を直接交換するシステムではない。まず店員にコレと思った商品を告げる。すると店員は紙に商品名とその数、金額を書いてこちらに渡してくれるのである。お客はその紙を持って店内の別の場所にあるレジのところでもらった紙とお金を渡す。レジの店員はレシートをこちらに渡す。で、お客はレジでもらったレシートを持って再びさっきの店員の所へ行き商品を受け取る。と言うナゼかこのようなめんどくさいシステムを取っている。
商品を先に渡したらそのまま万引きされてしまうとでも思っているのだろうか?どっちにしても効率が悪いのである。
デパートを後にして一行は再び平壌順安空港へ向かった。トヨタの角刈りはお酒やコチュジャンなどお土産のつもりなのかこれでもかと大量に買い込む。昨日のヘタれ様を挽回するかのような買い物数である。こんなにお酒を買い込んだら免税にはならないのである。どうするつもりなのか…?
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