前日の予告通りに朝6時に今回デビューの女子ガイドのモーニングコールで叩き起こされる。朝鮮語なまりの女の子の声で起こされるのは悪くはないが朝6時はさすがにちょっと早いのである。んも〜眠いのである。
この日のメニューはまず開城の板門店、軍事境界線見学である。開城は朝鮮半島のちょうど真ん中あたりで平壌から約160kmの所に位置する。朝鮮高麗時代にはこの地に王朝があったと言うが現在は韓国の現代グループの資本が入り工業地区となっているそうだ。
それぞれロビーに集合するとトヨタの角刈りが体調の不調を訴えていた。その姿は40代のオッサンではなく80〜90歳の老人のように見えるほどである。前日の勢いとはうって変わってのヘタれ様。念願の北朝鮮で調子に乗ってのアヒルの食い過ぎか万景台での井戸水を飲んだ事が原因と思われる。こんな北朝鮮くんだりまで来て自分の体調管理もできないとんでもないスットコドッコイである。と、ナゼか全く同情出来ない。森健ガイドは正露丸を持っていてトヨタの角刈りに渡していた。
北朝鮮では手に入らない貴重品だから飲んだら残りは返却してくれと念を押していた。そんな貴重品を何処から入手したのかナゾではあったが、多くの日本人とも交流のある朝鮮旅行社の特権だからなのか?とも思ったのだった。
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